“愛国心”に憂う老婆心
教育基本法に取り入れられた“愛国心”という言葉を不気味に思う。緑豊かで水清く、人は謙虚で実直だった頃の日本なら、直ぐにでもイメージ出来るだろうが、今の日本にそんな風情は見当たらない。極々身近なことさえ愛せず粗末にしている私たちに、国を愛せよなどと強いられてもピンと来ないのでは?国旗を掲げ、君が代を歌えば二重丸でも貰えるのだろうか?変えることが総て悪いと言うのではないし、審議時間も量的には充当だったかも知れないが、審議内容が充分だったとはお世辞にも言えないことぐらい国会議員の方々は承知していただろうか。今朝のラジオに出演されていた90歳の秋山ちえ子さんが、戦争を知らない世代の国会議員が、憲法改正を審議することに危機感を抱いているかに聞こえたのは私だけだろうか?生まれた世代に文句は言えないが、戦争の悲惨さは、心ある人間なら知っていて当然であるはずなんだが、ライブで見た人間と、VTRで何となく見た人間との温度差を感じられて居られるのだろう。そういえば、我々団塊の世代でも、生まれる直ぐ前に終った戦争の悲劇は直には伝わっていないはずだ。近代史など授業では端折って教えられたし、嫌なことは避けて通ってきたのかも知れない。環境問題でも同じで、自分の身近に起きることには敏感に反応し決起するが、100年先の地球のこととなるとピンと来ないのが人間だ。10年先のことでも危機感は覚えるが、手立てはしないまま直ぐに忘れている。こんな国民の住む国が本当に美しい国になれるのだろうか?90歳の秋山さん程ではないが、老婆心ばかりが沸き起こってくるこの頃だ。
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Comments
これまで「愛国心」がタブーだったことからくる損害も考えてみてはいかが?
もちろん、「愛国心」のデメリットもあるけれど、損得両面からかんがえてみようね。
Posted by: 往々にして | January 13, 2007 at 12:08 AM